夜長の考えごと
この時期、なんとなく気持ちが静かになる。
だんだんと寒くなって、気持ちも下に向きがちなところを
下がり過ぎずに、静かになるくらいで落ち着かせている。
あれこんなだっけ?と、ちょっと思い出してみると
なんか毎年のようだったようにも思う。
えーそうだったかな?ともう少しよく考えてみたら
なんだかよく思い出せない。
静かな気持ちでおとなしくしていたから
印象に残る出来事が少ないのか、
それともただ記憶が鈍るのか。
どっちにしろ、静かな気持ちでいると
いくらでもぼーっと考えていられる。
考えたくなることが出てきたり、
考えなくちゃいけないことを見つけてしまったり。
そんな風にぼーっと過ごしてきたから
あんまり思い出せないだけなのかなあ。
それくらいぼーっとしていると
なんか自分との距離がすごく縮まることがある。
そうするとだいたい、悲しい気持ちになる。
たぶん他の人との間にある距離を認識するからだと思う。
いろいろと考えることは多いけど、嫌いじゃない。
1人では答えが出ないこともあるけど、無駄じゃなかった。
やっぱり、本読んだり考えごとをするにはいい季節だと思う。