Wednesday, 30 April 2008

ザルツアンドヴィネガー

先月くらいから、住んでいるマンションは、
外壁の改装のために、足場が組まれ、囲まれている。

その足場と、家のベランダが、ハトにとっては心地いい場所のようで、
よく見かけるようになった。

ある日ベランダを見てみると、木の枝とか紙くずのようなものが
1カ所にまとめられてあって、どうやらハトの巣のようだと思った。

数日後、またチェックしてみたら、
まさにその場所に、ハトがうずくまっていて、
近くの手すりに雄らしいハトもとまっていた。

まさか、とその時に、ある予感を感じたんだけど、
ハトが飛び上がった瞬間、
思わず、「あ。」
と声が出てしまった。

それからはすでに名前もつけたその2羽の様子を
たまに見に行くようになって、
ちょっと今後が楽しみになってたんだけど、
何日かした後に見てみたら、
ベランダがきれいに掃除されていた。

巣らしきものも無くなっていて、
2羽のハトがベランダをうろうろしていた。

どうやら改装を担当する作業員に
片付けられて、今はもうその2羽も見かけなくなったけど、
なんとなく印象深く、忘れられない出来事だった。