Thursday, 31 January 2008

日本への興味


ドイツに住むようになってからも、
日本のニュースは、RSSでチェックしている。

まさに、他の国で起こっている事なんだけど、
日本での出来事は気になってしまう。

日本には、私の家族や友人がいることもあるけど、
そういうのとは別に、テクノロジー関連のニュースは、
私だけでなく、世界中の人がチェックしているんだと思う。

日本独自の技術と、視点から生み出される電化製品や、
ゲーム、ネットコンテンツは、常に私の興味の対象だし、
こっちの家電販売店へ行ってみても、たくさんの商品に、
日本のメーカーのロゴが入っている。

この間も、近くのショッピングモールで、
パナソニックのプラズマ、液晶テレビのキャンペーンを
やってるのを見たし、
ドイツの子供も上手に「ニンテンドー」と発音する。

新技術を開発し、それを用いた製品やコンテンツは、
日本は少し先を行ってるけど、
プロダクトデザインの総合力は欧州製品に比べて、
負けてる気がしてた。

中には、「かっこいい」と思うものもあるし、
今後、もっと良くなると思うんだけど、
やっぱり、技術的な分野で最先端を行ってるのが
日本製品だし、それに囲まれて成り立ってる
サイバーな東京で暮らしてたんだなあと、
田舎の国、ドイツに来て思った。

ドイツの子供達と同じように、
私も、日本のクリエーターの作品に期待しているし、
今後も日本のニュースからは目が離せないと思う。

Sunday, 20 January 2008

15度分の違い

ドイツの冬は、もっと厳しいものだと思って、
楽しみにしてたんだけど、なんか1月になってから、
暖かい日が続いている。

と言いつつ、ここ最近、少し風邪気味で、頭がぼーっとしたり、
のどが痛かったんだけど、それもどうやら大丈夫みたい。

去年の12月頃は本当に寒い日もあったんだけど、
今日のフランクフルトの最高気温は11℃、最低気温が8℃。
水曜、木曜は最低気温1℃の予報が出てるけど、
ここから先、1週間の予報では最高気温10℃前後の日が続く。

冬の気温は、マイナスが当たり前くらいに思って来たんだけど、
部屋が暖かいというのもあって、結構過ごしやすい。

気温以上にドイツの冬を厳しく思わせるのは、
日照時間の短さ。
日が沈むのは、東京と同じようなもので、
16時半くらいだけど、朝は8時半くらいまで暗い。

あと、昼間も太陽が空の上に昇ってこない。
ずっと南の空の低いところにいるばかり。

気温はその地域の気候によって様々だけど、
日照時間と太陽の高さは、北緯50度という
この場所の緯度の高さが関係している。

私はその15度分の違いを、今でもたまに感じながら、
フランクフルトで生活している。

Tuesday, 1 January 2008

さあ、始まるザマスよ


大晦日の夜、日付が変わる午前零時に合わせて、
フランクフルトに向かった。

ドイツでは、大晦日を花火で祝う。

といっても花火を上げるのは、
花火職人とかじゃなく、その辺にいる一般人。
花火を買った人。

私が住むノイイーゼンブルグでも、
気の早い連中は、2日前くらいから花火を上げていて、
私の部屋(17階)からもよく見えた。

日本でも売っているような
ロケット花火がほとんどなんだけど、
驚くのはその花火の大きさ。

日本のロケット花火って、細い竹ひごに、
1cmくらいの太さの、筒状の花火がくっついてるような
ものだったと思うけど、こっちで売ってるのは、
竹ひごじゃなくてちゃんと棒。
それにくっついてる花火は、缶コーヒーくらいの大きさ。

いろんな種類の打ち上げ花火とか、
爆竹とかもあるみたいだけど、全部でかい。

フランクフルトではマイン川沿いに人が集まると聞き、
行ってみたんだけど、すごい数の人で、
しかもあちこちですごい数の花火が上がっていた。

もう、すぐそこ、というか、足下で
花火に点火しまくってるし、
たまに上じゃなく、横に飛んでる花火もあるし、
人ごみに突っ込んでいく花火もあるし、まあまあ危ない。
いやすごく危険。

それが午前零時になると、
抱き合って新年を祝う人達をよそに、
花火の勢いは加速して、いつの間にか、
煙で周りが見えなくなった。

動画を撮っておいたので、Tumblrに入れときます。
言葉で伝わらない凄まじさを、少しは感じてもらえると思います。

でもこれってどこか見晴らしのいいホテルとか、
そういう場所から見てもきっと綺麗だと思う。

確かに近くだと迫力あるし、熱気を感じるけど、
歩行者に爆竹を投げたり、
駅の中でも花火をするのはどうかなあ。

花火を楽しみに来たわけじゃない人も
駅にはいると思うしね。

というわけで、
あけましておめでとうございます。

紅白も年越しそばもなかったけど、
今年はドイツの花火で新年を迎えました。

大晦日の昨夜、日本との時差のため、
こちらでは少々早い、新年のご挨拶をメールでいただきました。

私も、みなさんにとって良い年になるよう願っています。

今年もよろしくお願いします。