Monday, 19 November 2007

スープの素


気がついたんだけど、今住んでいる部屋の冷蔵庫には、
常に何か食材が入っている。
日本に居る時もその傾向はあったんだけど、
スーパーに行くと、だいたい2袋分の買い物をして帰る。

買うものはその時によっていろいろだけど、
いつも、野菜、肉類、お菓子、飲み物は、
一通り部屋にある状態を保っているし、
最近はこっちならではのものにも手を出している。

だからといって毎日料理するわけでもなく、
気が向いた時とか、食材が痛みそうになったら、
その時にある材料で何か作る。

考えてみると、ドイツに来てからまともに料理して
食事する事が無かったので、ちょっとやってみた。

スーパーでいろいろ買っておいた食材を適当に茹でて、お湯を切り、
それにマーガリンとコショウを入れて軽く混ぜ、
最後にこっちでよく見かけるスープの素を使って合わせた。


初めて使ったその素は、なかなか良く出来ていたんだけど、
1人で食べても美味しいと思えるものを作る事は、
良く出来たその素でも、なかなか簡単には行かないんだなあ。

Friday, 9 November 2007

寒くても大丈夫

フランクフルト南駅で、バスを待つのにベンチに座ってたら、
隣におばあさんが座ってきた。

5分も経たないうちに、おばあさんは立ち上がって、
「このベンチ、すごく冷たい。」
って言ってきた。
「そうですね。すごく冷たいですね。」
と私は言い、おばあさんはそのまま、
立ってバスを待っていた。

先に、そのおばあさんのバスが来て、居なくなった後、
確かに冷たいけど、立ち続けるほどじゃねえよな、
けどこっちの人って立つの慣れてるのかも知れないし、
ベンチとおばあさんの接触面積が原因なのかなあと、
ちょっとまとめようとしてたら、
今度は全裸の男が目に入った。


もしかしたら彼は、私たちに何か大切なメッセージを発信しようとして、
そういう行動に至ったのかも知れないけど、
少なくとも、堂々としているようで、早歩きなのが、
ああ、とても寒いんだろうなあ、
やっぱり後悔してるのかなあ、
という風に伝わってきて、なんだか温まった。


要するに、もうドイツは寒い。
寒いけど、それは自然な事で、
だから暖かいという幸せを余計に感じるようになる。

日本でよく見る蛍光灯のような明るい照明より、
暗いけど暖かい感じがする電球の照明が多いし、
ろうそくの光も好きみたいだし。

けどやっぱり寒い季節はつらいよ。
すでに春が待ち遠しい。