Tuesday, 24 July 2007

軍手の思い出


お世話になっていた職場を辞めた。

当初から、私が短期間の勤務になることを知っていたにもかかわらず、
職場のみなさんは、私の想像以上に良く接してくれて、
たくさん面倒をみてもらった。

私はそれに仕事で応えようと、続けてきたが、
もう時間が無くなってしまった。

また、今回も、出会った人たちは、私の頭の中に記憶として残る。
その思い出に、またお世話になることがあると思う。

ありがとうございます。

Thursday, 19 July 2007

みずいろの心理


未だ箱の中にしまってある「アントクアリウム」。
みずいろの硬い寒天のようなジェルが入ったこのアクリルのケースに、
アリを入れると、そのジェルに穴を掘り、巣を作るというもの。

ジェルはアリのエサにもなっていて、
スペースシャトルで宇宙に行ったこともあって、
だから私はちょっと大きめのアリを捕まえたいんだけど。
ちょっと探したら、近くにアリがいないから。

このジェルに関心したからってわけじゃないと思うけど、
この部屋には、みずいろのものが結構あることが気になった。
気になったら止まらなくなったので、少し集めてみた。

全部が自分で買ったものではなくて、頂いたものや、
弟のもある。

みずいろには、色彩心理上、思考力、洞察力を高め、
優しさ、安らぎを与えるという説があって、
私も少し、身に覚えがある。

子供の頃、新しい学校へ転校する前、
最後に友達と遊んだ、晴れた午後のこと。

私は何かのはずみで転んで、地面の上に仰向けになった。
気付くと、空だけが目に映っていた。
意識して空を見たのは、それが初めてだったと思う。

今でもよく覚えているのは、物凄く安心したこと。
友達と別れる悲しい気持ちや、新たな土地への不安に向き合い、
子供の私はその時、冷静に覚悟を決めた。
何だかわからないけど、泣きそうなくらいに、
空のみずいろは安らかで、落ち着かせてくれた。

現在もし、自分自身で、みずいろを選んでいるんだとしたら、
それは心のどこかで、安定を求めているのかも知れない。

だけどそれは、他にも何か求めているものがあるから、
そういう気持ちになるんじゃないかと思う。

Link:
Amazon.co.jp/ANTQUARIUM

Monday, 16 July 2007

幸せな時間

昨日、平原と約束していた、そばを食いに「上山」へ。

数年前に平原と来た時、客は自分達だけだったこの店が、
今では1時間待ち当たり前の店になっているそうだ。

また、うまいそばを食いに、今回は平原の家族、それから彼女と。

そばも美味しかったけど、平原の家族とまた会えたのが
うれしかった。
次男が誕生して、また忙しくなった奥さんは以前より魅力を増し、
長男は逆さの世界にご機嫌な様子。
この家族の成長を近くで見れた、幸せなお昼だった。

食事に満足した彼女と私は、
実家の脇を流れる小川を見ながら散歩してみた。

台風が通り過ぎた後の風景。
どこかに隠れてた虫も、ひと安心な様子。

夜。
今度は私の両親、彼女と、ステーキを食いに、
「肉のふきあげ」へ。
私自身は、はじめて行ったその店だけど、地元では有名らしい。

私はステーキに夢中だし、
両親と彼女と同じ時間を過ごせた、幸せな夕食だった。

思いがけず贅沢な1日だったなあ。
と、昨日を振り返りつつの帰京でした。

Saturday, 14 July 2007

日本列島の中心


栃木県佐野市へ。

日本には、様々な日本列島中心地点があるようだが、
佐野(旧田沼町)もそのひとつだそうだ。
それよりも佐野ラーメンとか、佐野厄よけ大師のほうが
知られていると思う。

その佐野市にまた帰ってきた。
雷が多いし、明日は台風みたいだけど、
私にとっては、日本の中心より、興味をひくものがたくさんある。

山と空の表情もそのひとつだ。
今回のもなかなか。
びびった。
また、よろしくお願いします。

Wednesday, 11 July 2007

現居候と元居候


昼、平原と会った。
駐車場があるから、場所は桜上水のジョナサン。

小、中、高、上京後から、今までのつきあいで、
前のアパートの元居候だ。

大抵話すのは、仕事のこと、家族のこと、
友達のこと、今とこれからのこと。

お互いの現状報告と、将来展望。

あと、遊ぶ約束。

「げへへー。今日はあと3件、仕事を片付ければ帰れるぜ。」
と言って、奥さんと子供達を想う。

泊まりで出張、休日出勤。
2人の男の子の父親。
1人の女性の夫。

そんな友達。

Monday, 9 July 2007

日曜の渋谷

明大前近辺に住んでると、新宿っていう選択も出来るんだけど、
電気屋に行ったり、CDとか本を買う時はだいたい渋谷。
探し物が見つからなかったら新宿。
ちょっと疲れてたら下北沢。

日曜の渋谷。

買い物しながらぶらぶらしていると、
吸収してる分、自然と消耗する。

その辺のカフェで少し休憩。
テラス席に座って、アイスコーヒーで回復を図る。
だけど、なかなかそうはいかない。

無理矢理詰め込んでコンプレッサーかけて仕上げました
っていう空間だから、見える景色が狭い。
音数多すぎて拾えない。
だから逆に消耗することさえある。

その日は「ニューヨーカーズカフェ渋谷パルコ横店」。
やっぱり向かいの建物は近かったけど、
視界に緑があっただけでも、少しほっと出来た。

日曜日だし、店というよりは街という気がする。
そいうのも渋谷だ。
圧縮された街の魅力という物もある。
だからいつも渋谷なのかも知れない。


明大前のビルディがガストになった。

Friday, 6 July 2007

郷愁なのか

これは何?

答えは「かつおの佃煮」。

ご飯を食べる時の、これ1粒の威力は凄まじい。
写真はマルキヨシ水産のもの。
信田缶詰の「かつを角煮」も美味しい。
東京でも以前、どっかの百貨店の特産品フェアみたいなので
見かけたことがある。
千葉県銚子市の名産。

次、これは何?

答えは「のげのり」。「ふのり」とも言うらしい。

フクロフノリという海藻を乾燥させたもので、上の写真は
それを洗い戻したもの。
みそ汁の中にこれが入ってしまったら、
コリコリする食感と、ちょっと強めの磯の香りで、
もう私は虚無になる。
これも千葉県銚子市の外川が有名。

他にも、港町ならではの珍味が存在する銚子。
(サバカレー、ベーボ、うまい醤油)

最近だと、地元のローカル線「銚子電鉄」が、
副業である「ぬれ煎餅」販売で電車修理資金を集め、
運行を維持している実態が話題になったけど、
銚子は私にとって、思い出がある故郷の1つで、
出生地でもある。

母方の実家が銚子にあったおかげで、子供の頃は年に2〜3回行って、
ミソラ模型(ロボダッチとか)とか、観音さま(だんごや)とか、
犬吠(灯台、焼きイカ食べる)とか、海(港、海鹿島、長崎)に
行ってよく遊んだ。
もちろんメインの足は銚子電鉄で。子供だし。
弟を連れ、切符を握りしめて乗ったのを覚えています。

今回の「かつお」と「のげのり」も家族経由で手に入ったもので、
これを食べるほど、銚子行きの内定が近くなる。
これは何?

ちなみに、ぬれ煎は銚電のも美味しいけど、「イシガミ」のも美味しいよ。
是非。

Link:
ぬれ煎餅のイシガミ

Wednesday, 4 July 2007

親父の小言

自販機でジョージアのエメマンのつもりが、スプライトを買ってしまった。

焼きそばを作るためにスーパーに行って、キャベツ、もやし、
ついでにエメマン4個買って帰ったら、焼きそばを買い忘れた。

この間、居酒屋に行った時、つい撮っちゃった。


こんだけ書いてあると、ひとつひとつチェックしちゃうよね。
全項目クリア出来てるかってさ。

Tuesday, 3 July 2007

鉄コン筋クリート


「鉄コン筋クリート」のDVDが発売された。
映画館でも観たから、今回で2回目だ。

制作はSTUDIO4℃
色がいい。
いちいち、ごちゃごちゃしててきれい。
見終わった感想は、映画館で観た時とほとんど変わらなかったけど、
やっぱり映像はさすが。

けど原作を知らない人がこれを観て、
「なんだかわからない。」
と言っていた。
それは私も少し感じた。
ただ、原作以上の部分も確かにある。

それにしても松本大洋作品のキャラクターを演じる人は、
大変なんだろうなあと思う。

原作の漫画では登場人物に、なんか文章的で、一種詩的な語り口でしゃべらせていて、あのズルい絵や、構図の上手さと共に、
その世界観を独特なものに演出している。

それで物語になっているんだから、原作に忠実な映画作りをすればするほど、出演者達は、人物の描写に苦労するんじゃないかな。
映画版「ピンポン」でも感じた事だ。

そんな中、ネズミ、アクマ、キャプテン大田については、
その人物がよく描かれていた。
原作そのままのコピーと言う訳でもなく、映画作品の中に違和感無く溶け込んでいて、上手い!と感じた。

ああいう演技が出来る人ってすごいねえ。
他の出演作が気になってしまいます。

Link:
Amazon.co.jp/鉄コン筋クリート
Amazon.co.jp/ピンポン

Sunday, 1 July 2007

スカ!

ゲームボーイの「SDガンダム外伝 ラクロアンヒーローズ」に夢中だ。

脱力感たっぷりのBGMと、ギクリとする台詞回し。
独特のタイミングにやられて、一瞬思考が止まる。



はじめて遊んだのは、まだ小学生だった頃。
当時の私は、いったいどんな気持ちでこれをやってたんだろう?

『オマエラ ナンダ?』とか、
『おんどりゃー! なめたらあかんでー』とか言われても、
笑いながら「なんだこれ?」って思ってたんだろうか?

だとしたら、小学生時代の自分ってなかなかたくましいじゃん。
と、いつものように不思議な気持ちになってたら、
頼んでおいたCDがやっと届いた。


果たして今の私は、「なんだこれ?」って笑えるようなものに
どのくらい遭遇しているだろう?

気がつくと、そういうものを探している。


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Amazon.co.jp/SDガンダム外伝 ラクロアンヒーローズ
Amazon.co.jp/ECOMIXES